こんにちは、タナカ企画の田中です。
人口減少と働き手の都市部集中が叫ばれる昨今、多くの企業様が人材確保に頭を悩ませています。
新しい顧客を開拓し、事業を成長させたいという熱い想いはあるのに、肝心の「営業する人」がいない。
結果として、既存顧客の対応で手一杯になり、攻めの営業活動ができないまま時間が過ぎていく…こうした状況は、企業にとって看過できない深刻な経営課題となっています。
本記事では、このような地方企業様が抱える営業課題を乗り越えるための具体的な一手として、「テレアポ代行」という選択肢に焦点を当てます。
「営業は自社でやるもの」という固定観念を一度脇に置き、限られたリソースで成果を最大化するための新しい営業戦略について、ぜひ一緒に考えていきましょう。
1. はじめに:営業の課題は、地方ほど深刻化している

「良い製品、良いサービスを持っている。でも、それを届ける営業がいない。」
これは、私たちが日々の支援活動の中で、多くの地方企業経営者様からお聞きする言葉です。
高い技術力や、地域に根差したユニークなサービスがありながら、それを広めるための「営業力」がボトルネックとなり、成長の機会を逃している企業様は少なくありません。
この背景には、地方特有の深刻な課題が潜んでいます。
慢性的な働き手不足と営業人材の高齢化
そもそも、生産年齢人口の減少は日本全体の課題ですが、その影響は地方においてより顕著です。
特に営業職は、精神的・肉体的なタフさが求められるイメージも相まって、敬遠されがちな職種の一つ。若手の担い手が現れず、気づけば営業チームの平均年齢が50代、60代という企業様も珍しくありません。
営業活動を担える人材の都市部への集中
営業スキルを磨きたい、多様なキャリアを築きたいと考える意欲的な若手人材は、どうしても情報や機会が多い都市部へと流出する傾向にあります。
これにより、地方と都市部の「営業人材格差」はますます広がる一方です。
こうした状況が重なり、多くの地方企業が「営業したくてもできない」というジレンマに陥っています。既存顧客のフォローだけで手一杯になり、新規開拓にまで手が回らない。
今、地方企業様には、従来のやり方にとらわれない、新しい発想の営業戦略が求められています。
2. テレアポはオワコン? いいえ、「正しい方法」なら今も有効です

「営業の外注」と聞いて、多くの方が真っ先に思い浮かべるのが「テレアポ代行」かもしれません。しかし、同時にこんな声も聞こえてきそうです。
「テレアポなんて、もう古いんじゃないか?」
「うちも昔やったけど、全然アポが取れなくてやめてしまった。」
確かに、テレアポに対してネガティブな印象をお持ちの企業様は多いでしょう。しかし、私たちが断言できるのは、「成果が出ないのは、やり方が時代に合っていないだけ」ということです。
昔のテレアポと、今の戦略的テレアポは全くの別物です。
かつてのテレアポは、いわば「数撃ちゃ当たる」の根性論でした。
リストの上から下まで、ただひたすら電話をかけ続ける。これは、人件費が比較的安く、営業人材を潤沢に確保できた時代の産物です。
しかし、人材が貴重なリソースとなった現代において、この方法は非効率極まりなく、現場を疲弊させるだけです。
では、「今のテレアポ」とは何が違うのでしょうか。
それは、「ターゲット精査 × 質の高い専門スクリプト」で、効率的にアプローチする点にあります。
ターゲット精査
誰にでも電話をかけるのではなく、自社のサービスを本当に必要としている可能性が高い企業はどこか、徹底的に分析・リストアップします。
業界、規模、地域、抱えているであろう課題など、様々な角度から仮説を立て、アプローチすべき企業を絞り込むのです。
専門スクリプト
練り上げられた仮説に基づき、ターゲット企業の課題に寄り添い、「売り込み」ではなく「情報提供」「課題解決の提案」として話を聞いてもらえるような、質の高いトークスクリプトを作成します。
この戦略的アプローチにより、テレアポは「新しい顧客との最初の接点を作る」という目的において、今なお有効な手法です。
実際に、多額の費用がかかる訪問営業や展示会出展と比較しても、テレアポの方が結果的にコストパフォーマンスに優れるケースは多いのです。
3. なぜ地方企業の営業課題は、都市部よりも深刻なのか

近年、都市部の成長企業、特にIT業界などでは、営業プロセスを分解し、各フェーズを専門チームが担当する「分業体制」が一般的になっています。
- インサイドセールス(IS)
電話やメール、Web会議ツールなどを活用し、社内にいながら見込み顧客との関係構築や課題のヒアリングを行う内勤型の営業チーム。アポイントの獲得や、商談化する可能性の高い見込み客の育成を専門に担う。 - フィールドセールス(FS)
インサイドセールスが獲得した質の高いアポイントに対して、訪問やオンラインで具体的な提案からクロージングまでを行う、いわゆる外勤型の営業チーム。 - カスタマーサクセス(CS)
契約後の顧客に対し、サービスの活用を支援し、成功体験を提供することで、継続利用やアップセル・クロスセルを促すチーム。
このように営業活動を分業化することで、各担当者は自身の専門領域に集中でき、組織全体の生産性が向上します。
そして、この中で特に重要なのが「インサイドセールス」の存在です。
インサイドセールスは、オンラインで全ての業務が完結するため、場所を選ばずに優秀な人材を確保できます。
実際に都市部の企業では、社内にインサイドセールス部隊を持たず、私たちのような外部の専門チームに委託するケースも珍しくありません。
一方で、地方企業に目を向けるとどうでしょうか。
- 「インサイドセールス」という職種や概念自体が浸透していない可能性が高い。
- 営業担当者が、新規のテレアポから商談、契約後のフォローまで、全ての営業活動を一人で(あるいは少人数で)担おうとして疲弊している。
- 営業活動は「出社して対面で行うもの」という旧来の文化が根強く残っている。
こうした状況では、一人の営業担当者にかかる負担は計り知れません。
本来であれば戦略立案や重要顧客との関係構築に使うべき時間が、移動やアポなし訪問、非効率なテレアポに奪われていく。この「頑張っているのに成果が出ない」という構図こそが、地方企業の営業が抱える構造的な問題なのです。
今こそ、地方企業も「分業化」「リモート化」「外部活用」という新しい発想を取り入れ、自社の営業体制を根本から見直すタイミングに来ているのではないでしょうか。
4. 社員1人を採用・育成するコスト vs 営業代行の活用

「新しい発想が必要なのは分かった。でも、外部に頼むくらいなら、社員を一人雇った方が長期的には良いのではないか?」
そう考える経営者の方もいらっしゃるでしょう。しかし、本当にそうでしょうか? ここで一度、営業社員を一人採用し、育成するまでにかかる「目に見えないコスト」と「リスク」を計算してみましょう。
- 採用コスト
求人サイトへの掲載料、人材紹介会社への成功報酬などで、50万~100万円以上かかる場合もあります。さらに、書類選考や複数回の面接にかかる社内の人件費も無視できません。 - 教育コストと時間
入社後すぐに戦力になるわけではありません。業界知識や商品理解のための研修、先輩社員によるOJTなど、一人前になるまでには少なくとも数ヶ月はかかります。その間の人件費や教育担当者の工数も、すべてコストです。 - 定着リスク
最も大きなリスクが「離職」です。時間とコストをかけて育てた人材が、数年で辞めてしまう可能性は常にあります。そうなれば、全ての投資が水の泡となり、またゼロから採用活動を始めなければなりません。
これに対し、営業代行サービスを活用した場合はどうでしょうか。
営業代行サービスを活用すれば、即戦力となるプロフェッショナルで構成された営業チームを、すぐに稼働させることが可能です。
営業代行は、単に「電話をかける人」を外部から調達するサービスではありません。採用や教育にかかるコストと時間を圧縮し、離職リスクをゼロにしながら、経験豊富なチームの力を活用できる、極めて合理的な経営判断なのです。
驚かれるかもしれませんが、正社員を一人雇用する月額コスト(給与、社会保険料、その他経費)で、3~5名体制の代行チームを稼働させられるケースもあります。
自社の体制に合わせて、社員を採用・育成するか、営業代行を活用するか検討してみましょう。
5. まとめ:地方企業が「生き残るための営業戦略」としての代行活用

今回は、地方企業様が抱える営業課題と、その解決策としてのテレアポ代行、営業の外部活用について解説しました。
人材の確保がますます困難になるこれからの時代、限られた社内リソースだけで売上を拡大していくことには限界があります。変化の激しい時代を「生き残る」ためには、今の時代に合わせた新しい営業戦略を取り入れる必要があるのです。
営業支援の外注は、「自社でできないことを認める逃げ」ではありません。 むしろ、自社の強みに集中し、苦手な部分はプロの力を借りて補うという、極めて合理的な「攻めの戦略」です。
これまで「営業は自社でやるもの」という考えに縛られていたとしたら、ぜひ一度、その固定観念をリセットしてみてください。そして、外部リソースの活用を、貴社の成長戦略における重要な選択肢の一つとして、具体的に検討してみてはいかがでしょうか。
タナカ企画では、地方企業の皆様が抱える営業に関するあらゆるお悩みのご相談を承っています。
「うちのようなニッチな業界でも大丈夫だろうか?」 「まずは何から相談すればいいかわからない」
どんな些細なことでも構いません。貴社の状況をお伺いした上で、最適なご提案をさせていただきます。ぜひ、お気軽にお声がけください。